II CHRONICLES
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Chapter 1
| II C | JapBungo | 1:11 | 神ソロモンに言たまひけるは此事なんぢの心にあり汝は富有をも財寶をも尊貴をも汝を惡む者の生命をも求めずまた壽長からんことをも求めず惟智慧と智識とを己のためにもとめて我が汝を王となしたる我民を鞫かんとすれば | |
Chapter 2
| II C | JapBungo | 2:4 | 今我わが神ヱホバの名のために一の家を建て之を聖別て彼に奉つり彼の前に馨しき香を焚き常に供前のパンを供へ燔祭を朝夕に献げまた安息日月朔ならびに我らの神ヱホバの節期などに献げんとす是はイスラエルの永く行ふべき事なればなり | |
| II C | JapBungo | 2:12 | ヒラムまた言けるは天地の造主なるイスラエルの神ヱホバは讃べきかな彼はダビデ王に賢き子を與へて之に分別と才智とを賦け之をしてヱホバのために家を建てまた己の國のために家を建ることを得せしむ 今我わが達人ヒラムといふ才智ある工人一人を汝におくる | |
| II C | JapBungo | 2:14 | 彼はダンの子孫たる婦の產る者にて其父はツロの人なるが金銀銅鐵木石の細工および紫布靑布細布赤布の織法に精しく又能く各種の雕刻を爲し奇巧を凝して諸の工をなすなり然ば彼を用ひてなんぢの工人および汝の父わが主ダビデの工人とともに操作しめよ | |
Chapter 3
Chapter 4
Chapter 5
| II C | JapBungo | 5:12 | またレビ人の謳歌者すなはちアサフ、ヘマン、ヱドトン及び彼らの子等と兄弟等はみな細布を纒ひ鐃鈸と瑟と琴とを操て壇の東に立りまた祭司百二十人彼らとともにありて喇叭を吹り | |
| II C | JapBungo | 5:13 | 喇叭を吹く者と謳歌者とは一人のごとくに聲を斉うしてヱホバを讃かつ頌へたりしが彼ら喇叭鐃鈸等の樂器をもちて聲をふりたて善かなヱホバその矜憫は世々限なしと言てヱホバを讃ける時に雲その室すなはちヱホバの室に充り | |
Chapter 6
| II C | JapBungo | 6:5 | 即ち言たまひけらく我はわが民をエジプトの地より導き出せし日より我名を置べき家を建しめんためにイスラエルの諸の支派の中より何の邑をも選みしこと無く又何人をも選みて我民イスラエルの君となせしこと無し | |
| II C | JapBungo | 6:13 | ソロモンさきに長五キユビト濶五キユビト高三キユビトの銅の臺を造りてこれを庭の眞中に据おきたりしが乃ちその上に立ちイスラエルの全會衆の前にて膝をかがめ其手を天に舒て | |
| II C | JapBungo | 6:16 | イスラエルの神ヱホバよ然ば汝が僕わが父ダビデに語りて若し汝の子孫その道を愼みて汝がわが前に歩めるごとくに我律法にあゆまばイスラエルの位に坐する人わが前にて汝に缺ること無るべしと言たまひし事をダビデのために保ちたまへ | |
| II C | JapBungo | 6:33 | 汝の住處なる天より聽き凡て異邦人の汝に龥もとむるごとく成たまへ汝かく地の諸の民をして汝の名を知らしめ汝の民イスラエルの爲ごとくに汝を畏れしめ又わが建たる此家は汝の名をもて稱らるるといふことを知しめたまへ | |
Chapter 7
| II C | JapBungo | 7:6 | 祭司は立てその職をなしレビ人はヱホバの樂器を執て立つ其樂器はダビデ王彼らの手によりて讃美をなすに當り自ら作りてヱホバの恩惠は世々限なしと頌へしめし者なり祭司は彼らの前にありて喇叭を吹きイスラエルの人は皆立をる | |
Chapter 8
| II C | JapBungo | 8:11 | ソロモン、パロの女をダビデの邑より携へのぼりて曩にこれがために建おきたる家にいたる彼すなはち言り我妻はイスラエルの王ダビデの家に居べからずヱホバの契約の櫃のいたれる處は皆聖ければなりと | |
| II C | JapBungo | 8:14 | ソロモンその父ダビデの定めたる所にしたがひて祭司の班列を定めてその職に任じ又レビ人をその勤務に任じて日々例のごとく祭司の前にて頌讃をなし奉事をなさしめ又門を守る者をしてその班列にしたがひて諸門を守らしむ神の人ダビデの命ぜしところ是の如くなりければなり | |
Chapter 9
| II C | JapBungo | 9:1 | 茲にシバの女王ソロモンの風聞を聞および難問をもてソロモンを試みんとて甚だ衆多の部從をしたがへ香物と夥多き金と寶石とを駱駝に負せてヱルサレムに來りソロモンの許にいたりてその心にある所をことごとく之に陳けるに | |
| II C | JapBungo | 9:8 | 汝の神ヱホバは讃べき哉彼なんぢを悦こびてその位に上らせ汝の神ヱホバの爲に汝を王となしたまへり汝の神イスラエルを愛して永く之を堅うせんとするが故に汝を之が王となして公平と正義を行はせたまふなりと | |
Chapter 10
| II C | JapBungo | 10:10 | 彼とともに生長たる少年等かれに語りて言けるは汝に語りて汝の父我らの軛を重くしたれば汝これを我らのために軽くせよと言たる此民に汝かく答へ斯これに言べし吾小指は我父の腰よりも太し | |
| II C | JapBungo | 10:16 | イスラエルの民みな王の己に聽ざるを見しかば王に答へて言けるは我らダビデの中に何の分あらんやヱッサイの子の中には所有なしイスラエルよ汝ら各々その天幕に歸れダビデ族よ今おのれの家を顧みよと斯イスラエルは皆その天幕に歸れり | |
Chapter 11
| II C | JapBungo | 11:4 | ヱホバかく言ふ汝ら攻上るべからず又なんぢらの兄弟と戰ふべからず各々その家に歸れ此事は我より出たる者なりと彼ら乃はちヱホバの言にしたがひヤラベアムに攻ゆくことを止て歸れり | |
Chapter 12
| II C | JapBungo | 12:5 | 是においてレハベアムおよびユダの牧伯等シシヤクの故によりてヱルサレムに集まり居けるに預言者シマヤこれが許にいたりて之に言けるはヱホバかく言たまふ汝等は我を棄たれば我も汝らをシシヤクの手に遺おけりと | |
| II C | JapBungo | 12:7 | ヱホバかれらが自ら卑くするを見たまひければヱホバの言シマヤに臨みて言ふ彼等は自ら卑くしたれば我かれらを滅ぼさず少く拯救を彼らに施こさん我シシヤクの手をもて我忿怒をヱルサレムに洩さじ | |
| II C | JapBungo | 12:13 | レハベアム王はヱルサレムにありてその力を強くし世を治めたり即ちレハベアムは四十一歳のとき位に即き十七年の間ヱルサレムにて世を治む是すなはちヱホバがその名を置んとてイスラエルの一切の支派の中より選びたまへる邑なり彼の母はアンモニ人にしてその名をナアマといふ | |
Chapter 13
| II C | JapBungo | 13:9 | 汝らはアロンの子孫たるヱホバの祭司とレビ人とを逐放ち國々の民の爲がごとくに祭司を立るにあらずや即ち誰にもあれ少き牡牛一匹牡羊七匹を携へきたりて手に充す者は皆かの神ならぬ者の祭司となることを得るなり | |
| II C | JapBungo | 13:11 | 彼ら朝ごと夕ごとにヱホバに燔祭を献げ香を焚くことを爲し又供前のパンを純精の案の上に供へまた金の燈臺とその燈盞を整へて夕ごとに點すなり斯われらは我らの神ヱホバの職守を守れども汝らは却て彼を棄たり | |
| II C | JapBungo | 13:12 | 視よ神みづから我らとともに在して我らの大將となりたまふまた其祭司等は喇叭を吹ならして汝らを攻むイスラエルの子孫よ汝らの先祖の神ヱホバに敵して戰ふ勿れ汝ら利あらざるべければなりと | |
Chapter 14
| II C | JapBungo | 14:7 | 彼すなはちユダに言けるは我儕是等の邑を建てその四周に石垣を築き戌樓を起し門と門閂とを設けん我儕の神ヱホバを我儕求めしに因て此國なほ我儕の前にあり我ら彼を求めたれば四方において我らに平安を賜へりと斯彼ら阻滞なく之を建了たり | |
| II C | JapBungo | 14:11 | 時にアサその神ヱホバにむかひて呼はりて言ふヱホバよ力ある者を助くるも力なき者を助くるも汝においては異ること無し我らの神ヱホバよ我らを助けたまへ我らは汝に倚賴み汝の名に託りて往て此群集に敵るヱホバよ汝は我らの神にましませり人をして汝に勝せたまふ勿れと | |
| II C | JapBungo | 14:13 | アサと之に從がふ民かれらをゲラルまで追撃り斯エテオピア人は倒れて再び振ふことを得ざりき其は彼等ヱホバとその軍旅に打敗られたればなりユダの人々の得たる掠取物は甚だ多りき | |
Chapter 15
| II C | JapBungo | 15:2 | 彼出ゆきてアサを迎へ之に言けるはアサおよびユダとベニヤミンの人々よ我に聽け汝等がヱホバと偕にをる間はヱホバも汝らと偕に在すべし汝ら若かれを求めなば彼に遇ん然どかれを棄なば彼も汝らを棄たまはん | |
| II C | JapBungo | 15:8 | アサこれらの言および預言者オデデの預言を聽て力を得憎むべき者をユダとベニヤミンの全地より除きまた其エフライムの山地に得たる邑々より除きヱホバの廊の前なるヱホバの壇を再興せり | |
| II C | JapBungo | 15:9 | 彼またユダとベニヤミンの人々およびエフライム、マナセ、シメオンより來りて寄寓る者を集めたりイスラエルの人々の中ヱホバ神のアサと偕に在すを見てアサに降れる者夥多しかりしなり | |
Chapter 16
Chapter 17
| II C | JapBungo | 17:8 | またレビ人の中よりシマヤ、ネタニヤ、ゼバデヤ、アサヘル、セミラモテ、ヨナタン、アドニヤ、トビヤ、トバドニヤなどいふレビ人を遣して之と偕ならしめ且祭司エリシヤマとヨラムをも之と偕に遣はしけるが | |
Chapter 18
| II C | JapBungo | 18:3 | すなはちイスラエルの王アハブ、ユダの王ヨシヤパテに言けるは汝我とともにギレアデのラモテに攻ゆくやヨシヤパテこれに答へけるは我は汝のごとく我民は汝の民のごとし汝とともに戰門に臨まんと | |
| II C | JapBungo | 18:5 | 是においてイスラエルの王預言者四百人を集めて之に言けるは我らギレアデのラモテに往て戰ふべきや又は罷べきや彼等いひけるは攻上りたまへ神これを王の手に付したまふべしと | |
| II C | JapBungo | 18:7 | イスラエルの王こたへてヨシヤパテに言けるは外になほ一人あり我ら之によりてヱホバに問ことを得ん然ど彼は今まで我につきて善事を預言せず恒に惡き事のみを預言すれば我彼を惡むなり其者は即ちイムラの子ミカヤなりと然るにヨシヤパテこたへて王しか宣ふ勿れと言ければ | |
| II C | JapBungo | 18:19 | ヱホバ言たまひけるは誰かイスラエルの王アハブを誘ひて彼をしてギレアデのラモテにのぼりゆきて彼處に斃れしめんかと即ち一は此ごとくせんと言ひ一は彼ごとくせんと言ければ | |
| II C | JapBungo | 18:31 | 戰車の長等ヨシヤパテを見て是はイスラエルの王ならんと言ひ身をめぐらして之と戰はんとせしがヨシヤパテ號呼ければヱホバこれを助けたまへり即ち神彼らを感動して之を離れしめたまふ | |
Chapter 19
| II C | JapBungo | 19:10 | 凡てその邑々に住む汝らの兄弟血を相流せる事または律法と誡命法度と條例などの事につきて汝らに訴へ出ること有ばこれを諭してヱホバに罪を犯さざらしめよ恐らくは震怒なんぢと汝らの兄弟にのぞまん汝ら斯おこなはば愆なかるべし | |
Chapter 20
| II C | JapBungo | 20:10 | 今アンモン、モアブおよびセイル山の子孫を視たまへ在昔イスラエル、エジプトの國より出きたれる時汝イスラエルに是等を侵さしめたまはざりしかば之を離れさりて滅ぼさざりしなり | |
| II C | JapBungo | 20:15 | ヤハジエルすなはち言けるはユダの人衆およびヱルサレムの居民ならびにヨシヤパテ王よ聽べしヱホバかく汝らに言たまふ此大衆のために懼るる勿れ慄くなかれ汝らの戰に非ずヱホバの戰なればなり | |
| II C | JapBungo | 20:17 | この戰爭には汝ら戰ふにおよばずユダおよびヱルサレムよ汝ら惟進みいでて立ち汝らとともに在すヱホバの拯救を見よ懼る勿れ慄くなかれ明日彼らの所に攻いでよヱホバ汝らとともに在せばなりと | |
| II C | JapBungo | 20:20 | かくて皆朝はやく起てテコアの野に出ゆけり其いづるに當りてヨシヤパテ立て言けるはユダの人衆およびヱルサレムの民よ我に聽け汝らの神ヱホバを信ぜよ然ば汝ら堅くあらんその預言者を信ぜよ然ば汝ら利あらん | |
| II C | JapBungo | 20:25 | 是においてヨシヤパテおよびその民彼らの物を奪はんとて來り觀にその死屍の間に財寳衣服および珠玉などおびただしく在たれば則ち各々これを剥とりけるが餘に多くして携さへ去こと能はざる程なりき其物多かりしに因て之を取に三日を費しけるが | |
| II C | JapBungo | 20:27 | 而してユダとヱルサレムの人々みな各々歸りきたりヨシヤパテの後にしたがひ歓びてヱルサレムに至れり其はヱホバ彼等をしてその敵の故によりて歓喜を得させたまひたればなり | |
Chapter 21
| II C | JapBungo | 21:13 | イスラエルの王等の道にあゆみユダの人とヱルサレムの民をしてアハブの家の姦淫をなせるごとくに姦淫を行はしめまた汝の父の家の者にて汝に愈れるところの汝の兄弟等を殺せり | |
Chapter 22
| II C | JapBungo | 22:1 | ヱルサレムの民ヨラムの季子アハジアを王となして之に継しむ其は曾てアラビヤ人とともに陣營に攻きたりし軍兵その長子をことごとく殺したればなり是をもてユダの王ヨラムの子アハジア王となれり | |
| II C | JapBungo | 22:6 | 是においてヨラムはそのスリアの王ハザエルと戰ふにあたりてラムにて負たる傷を療さんとてヱズレルに歸れりユダの王ヨラムの子アザリヤはアハブの子ヨラムが病をるをもてヱズレルに下りてこれを訪ふ | |
| II C | JapBungo | 22:7 | アハジアがヨラムを訪ふて害に遇しは神の然らしめたまへるなり即ちアハジアは來り居てヨラムとともに出てニムシの子ヱヒウを迎へたりヱヒウはヱホバが曩にアハブの家を絶去しめんとて膏を沃ぎたまひし者なり | |
| II C | JapBungo | 22:9 | アハジアはサマリヤに匿れたりしがヱヒウこれを探求めければ人々これを執ヘヱヒウの許に曳きたりて之を殺せり但し彼は心を盡してヱホバを求めたるヨシヤパテの子なればとてこれを葬れり斯りしかばアハジアの家は國を統治むる力なくなりぬ | |
| II C | JapBungo | 22:11 | 王の女ヱホシバ、アハジアの子ヨアシを王の子等の殺さるる者の中より竊み取り彼とその乳媼を夜衣の室におきて彼をアタリヤに匿したればアタリヤかれを殺さざりきヱホシバはヨラム王の女アハジアの妹にして祭司ヱホヤダの妻なり | |
Chapter 23
| II C | JapBungo | 23:1 | 第七年にいたりヱホヤダ力を強してヱロハムの子アザリヤ、ヨハナンの子イシマエル、オベデの子アザリア、アダヤの子マアセヤ、ジクリの子エシヤパテなどいふ百人の長等を招きて己と契約を結ばしむ | |
| II C | JapBungo | 23:8 | 是においてレビ人およびユダの人衆は祭司ヱホヤダが凡て命じたる如くに行ひ各々その手の人の安息日に入來べき者と安息日に出ゆくべき者とを率ゐ居れり祭司ヱホヤダ班列の者を去せざればなり | |
| II C | JapBungo | 23:13 | 視に王は入口にてその柱の傍に立ち王の側に軍長と喇叭手立をり亦國の民みな喜びて喇叭を吹き謳歌者樂を奏し先だちて讃美を歌ひをりしかばアタリヤその衣を裂き叛逆なり叛逆なりと言り | |
| II C | JapBungo | 23:14 | 時に祭司ヱホヤダ軍兵を統る百人の長等を呼出してこれに言ふ彼をして列の間を通りて出しめよ凡て彼に從がふ者をば劍をもて殺すべしと祭司は彼をヱホバの室に殺すべからずとて斯いへるなり | |
| II C | JapBungo | 23:18 | ヱホヤダまたヱホバの室の職事を祭司レビ人の手に委ぬ昔ダビデ、レビ人を班列にわかちてヱホバの室におきモーセの律法に記されたる所にしたがひて歓喜と謳歌とをもてヱホバの燔祭を献げしめたりき今このダビデの例に傚ふ | |
Chapter 24
| II C | JapBungo | 24:5 | 祭司とレビ人を集めて之に言けるは汝ら出てユダの邑々に往き汝らの神ヱホバの室を歳々修繕ふべき金子をイスラエルの人衆より聚むべし其事を亟にせよと然るにレビ人これを亟にせざりき | |
| II C | JapBungo | 24:6 | 王ヱホヤダ長を召てこれに言けるは汝なんぞレビ人に求めてヱホバの僕モーセおよびイスラエルの會衆の古昔證詞の幕屋のために集めたるが如き税をユダとヱルサレムより取きたらせざるやと | |
| II C | JapBungo | 24:11 | レビ人その匱に金の多くあるを見てこれを王の廳に携へゆく時は王の書記と祭司の長の下役きたりてその匱を傾むけ復これを取て本の處に持ゆけり日々に斯のごとくして金を聚むること夥多し | |
| II C | JapBungo | 24:14 | その旣に成るにおよびて餘れる金を王とヱホヤダの前に持いたりければ其をもてヱホバの室のために器皿を作れり即ち奉事の器献祭の器および匙ならびに金銀の器を作れりヱホヤダが世に在る日の間はヱホバの室にて燔祭をささぐること絶ざりき | |
| II C | JapBungo | 24:20 | 是において神の霊祭司ヱホヤダの子ゼカリヤに臨みければ彼民の前に高く起あがりて之に言けるは神かく宣ふ汝らヱホバの誡命を犯して災禍を招くは何ぞや汝らヱホバを棄たればヱホバも汝らを棄たまふと | |
| II C | JapBungo | 24:23 | かくてその年の終るにおよびてスリアの軍勢かれにむかひて攻のぼりユダとヱルサレムにいたりて民の牧伯等をことごとく民の中より滅ぼし絶ちその掠取物を凡てダマスコの王に遣れり | |
| II C | JapBungo | 24:25 | スリア人ヨアシに大傷をおはせて遺去けるがヨアシの臣僕等祭司ヱホヤダの子等の血のために黨をむすびて之に叛き之をその床の上に弑して死しめたり人衆これをダビデの邑に葬れり但し王の墓には葬らざりき | |
Chapter 25
| II C | JapBungo | 25:4 | 然どその子女等をば殺さずしてモーセの書の律法に記せるごとく爲り即ちヱホバ命じて言たまはく父はその子女の故によりて殺さるべからず子女はその父の故によりて殺さるべからず各々おのれの罪によりて殺さるべきなりと | |
| II C | JapBungo | 25:5 | アマジヤ、ユダの人を集めその父祖の家にしたがひて或は千人の長に附屬せしめ或に百人の長に附屬せしむユダとベニヤミンともに然り且二十歳以上の者を數へ戈と楯とを執て戰闘に臨む倔強の士三十萬を得 | |
| II C | JapBungo | 25:15 | 是をもてヱホバ、アマジヤにむかひて怒を發し預言者をこれに遣はして言しめたまひけるは彼民の神々は己の民を汝の手より救ふことを得ざりし者なるに汝なにとて之を求むるや | |
| II C | JapBungo | 25:16 | 彼かく王に語れる時王これにむかひ我儕汝を王の議官となせしや止よ汝なんぞ撃殺されんとするやと言ければ預言者すなはち止て言り我知る汝この事を行びて吾諌を聽いれざるによりて神なんぢを滅ぼさんと決めたまふと | |
| II C | JapBungo | 25:18 | イスラエルの王ヨアシ、ユダの王アマジヤに言おくりけるはレバノンの荊蕀かつてレバノンの香柏に汝の女子を我子の妻に與へよと言おくりたること有しにレバノンの野獣とほりてその荊蕀を踏たふせり | |
| II C | JapBungo | 25:23 | 時にイスラエルの王ヨアシはヱホアハズの子ヨアシの子なるユダの王アマジヤをベテシメシに執へてヱルサレムに携へゆきヱルサレムの石垣をエフライムの門より隅の門まで四百キユビト程を毀ち | |
| II C | JapBungo | 25:27 | アマジヤ翻へりてヱホバに從がはずなりし後ヱルサレムにおいて黨を結びて彼に敵する者ありければ彼ラキシに逃ゆきけるにその人々ラキシに人をやりて彼を其處に殺さしめたり | |
Chapter 26
| II C | JapBungo | 26:15 | 彼またヱルサレムにおいて工人に機械を案へ造らしめ之を戌樓および石垣に施こし之をもて矢ならびに大石を射出せり是においてその名遠く廣まれり其は非常の援助を蒙りて旺盛になりたればなり | |
| II C | JapBungo | 26:18 | ウジヤ王を阻へてこれに言けるはウジヤよヱホバに香を焚ことは汝のなすべき所にあらずアロンの子孫にして香を焚ために潔められたる祭司等のなすべき所なり聖所より出よ汝は罪を犯せりヱホバ神なんぢに榮を加へたまはじと | |
| II C | JapBungo | 26:19 | 是においてウジヤ怒を發し香爐を手にとりて香を焚んとせしがその祭司にむかひて怒を發しをる間に癩病その額に起れり時に彼はヱホバの室にて祭司等の前にあたりて香壇の側にをる | |
Chapter 27
Chapter 28
| II C | JapBungo | 28:5 | 是故にその神ヱホバかれをスリアの王の手に付したまひてスリア人つひに彼を撃破りその人々を衆く虜囚としてダマスコに曳ゆけり彼はまたイスラエルの王の手にも付されたればイスラエルの王かれを撃て大にその人を殺せり | |
| II C | JapBungo | 28:9 | 時に彼處にヱホバの預言者ありその名をオデデといふ彼サマリアに歸れる軍勢の前に進みいでて之に言けるは汝らの先祖の神ヱホバ、ユダを怒りてこれを汝らの手に付したまひしが汝らは天に達するほどの忿怒をもて之を殺せり | |
| II C | JapBungo | 28:12 | 是においてエフライム人の長たる人々すなはちヨハナンの子アザリヤ、メシレモテの子ベレキヤ、シヤルムの子ヒゼキヤ、ハデライの子アマサ等戰爭より歸れる者等の前に立ふさがりて | |
| II C | JapBungo | 28:13 | 之にいひけるは汝ら俘擄を此に曳いるべからず汝らは我らをしてヱホバに愆を得せしめて更に我らの罪愆を増んとす我らの愆は大にして烈しき怒イスラエルにのぞまんとするなりと | |
| II C | JapBungo | 28:15 | 上に名を擧げたる人々たちて俘擄を受取り掠取物の中より衣服を取てその裸なる者に着せ之に靴を穿せ食飮を爲しめ膏油を沃ぎ等しその弱き者をば盡く驢馬に乗せ斯して之を棕櫚の邑ヱリコに導きゆきてその兄弟に詣らしめ而してサマリアに歸れり | |
| II C | JapBungo | 28:23 | 即ち彼おのれを撃るダマスコの神々に犠牲を献げて言ふスリアの王等の神々はその王等を助くれば我もこれに犠牲を献げん然ば彼ら我を助けんと然れども彼等はかへつてアハズとイスラエル全國を仆す者となれり | |
Chapter 29
| II C | JapBungo | 29:12 | 是においてレビ人起り即ちコハテの子孫の中にてはアマサイの子マハテおよびアザリヤの子ヨエル、メラリの子孫の中にてはアブデの子キシおよびヱハレレルの子アザリヤ、ゲルシヨン人の中にてはジンマの子ヨアおよびヨアの子エデン | |
| II C | JapBungo | 29:31 | 時にヒゼキヤこたへて言けるは汝らすでにヱホバに事へんために身を潔めたれば進みよりてヱホバの室に犠牲および感謝祭を携へきたれと會衆すなはち犠牲および感謝祭を携へきたる又志ある者はみな燔祭を携ふ | |
| II C | JapBungo | 29:34 | 然るに祭司寡くしてその燔祭の物の皮を剥つくすこと能はざりければその兄弟たるレビ人これを助けてその工を終ふ斯る間に他の祭司等も身を潔むレビ人は祭司よりも心正しくして身を潔めたり | |
Chapter 30
| II C | JapBungo | 30:5 | 即ちこの事を定めてベエルシバよりダンまでイスラエルに遍ねく宣布しめしヱルサレムに來りてイスラエルの神ヱホバに逾越節を行はんことを勸む是はその録されたるごとくにこれを行ふ事久しく無りしが故なり | |
| II C | JapBungo | 30:6 | 飛脚すなはち王とその牧伯等が授けし書をもちてイスラエルとユダを遍ねく行めぐり王の命を傳へて云ふイスラエルの子孫よ汝らアブラハム、イサク、イスラエルの神ヱホバに起歸れ然ばヱホバ、アツスリヤの王等の手より逃れて遺るところの汝らに歸りたまはん | |
| II C | JapBungo | 30:9 | 汝ら若ヱホバに歸らば汝らの兄弟および子女その己を擄へゆきし者の前に衿憫を得て遂にまた此國にかへらん汝らの神ヱホバは恩惠あり憐憫ある者にましませば汝らこれに起かへるにおいては面を汝らに背けたまはじと | |
| II C | JapBungo | 30:18 | また衆多の民すたはちエフライム、マナセ、イツサカル、ゼブルンより來りし衆多の者未だ身を潔むる事をせずその書録されし所に違ひて逾越の物を食へり是をもてヒゼキヤこれがために祈りて云ふ | |
| II C | JapBungo | 30:21 | ヱルサレムにきたれるイスラエルの子孫は大なる喜悦をいだきて七日の間酵いれぬパンの節をおこなへり又レビ人と祭司は日々にヱホバを讃美し高聲の樂を奏してヱホバを頌へたり | |
Chapter 31
| II C | JapBungo | 31:1 | この事すべて終りしかば其處に在しイスラエル人みなユダの邑々に出ゆき柱像を碎きアシラ像を斫たふしユダとベニヤミンの全地より崇邱と祭壇を崩し絶ちエフライム、マナセにも及ぼして遂にまつたく之を毀ち而してイスラエルの子孫おのおのその邑々に還りて己の產業にいたれり | |
| II C | JapBungo | 31:2 | ヒゼキヤ祭司およびレビ人の班列を定めその班列にしたがひて各々にその職を行はしむ即ち祭司とレビ人をして燔祭および酬恩祭を献げしめヱホバの營の門において奉事をなし感謝をなし讃美をなさしめ | |
| II C | JapBungo | 31:10 | ザドクの家より出し祭司の長アザリヤ彼に應へて言けるは民ヱホバの室に禮物を携ふることを始めしより以來我儕飽までに食ひしがその餘れる所はなはだ多しヱホバその民をめぐみたまひたればなりその餘れる所かくのごとく夥多しと | |
| II C | JapBungo | 31:13 | ヱヒエル、アザジヤ、ナハテ、アサヘル、ヱレモテ、ヨザバデ、ヱリエル、イスマキヤ、マハテ、ベナヤ等ヒゼキヤ王および神の室の宰アザリヤの命に依りコナニヤ及びその兄弟シメイの手下につきてこれが監督者となる | |
Chapter 32
| II C | JapBungo | 32:15 | 然れば斯ヒゼキヤに欺かるる勿れ浚かさるる勿れまた彼を信ずる勿れ何の民何の國の神もその民を我手または我父祖の手より救ひ出すことを得ざりしなれば况て汝らの神いかでか我手より汝らを救ひ出すことを得んと | |
| II C | JapBungo | 32:17 | セナケリブまた書をかきおくりてイスラエルの神ヱホバを嘲りかつ誹り諸國の民の神々その民をわが手より救ひいださざりし如くヒゼキヤの神もその民をわが手より救ひ出さじと云ふ | |
| II C | JapBungo | 32:21 | ヱホバ天の使一箇を遣はしてアツスリヤ王の陣營にある一切の大勇士および將官軍長等を絶しめたまへり斯りしかば王面を赧らめて己の國に還りけるがその神の家にいりし時其身より出たる者等劍をもて之を其處に弑せり | |
Chapter 33
| II C | JapBungo | 33:6 | またベンヒンノムの谷にてその子女に火の中を通らせかつ占卜を行ひ魔術をつかひ禁厭を爲し憑鬼者と卜筮師を取用ひなどしてヱホバの目に惡と視たまふ事を多く行ひてその震怒を惹起せり | |
| II C | JapBungo | 33:7 | 彼またその作りし偶像を神の室に安置せり神此室につきてダビデとその子ソロモンに言たまひし事あり云く我この室と我がイスラエルの諸の支派の中より選びたるヱルサレムとに我名を永く置ん | |
| II C | JapBungo | 33:14 | この後かれダビデの邑の外にてギホンの西の方なる谷の内に石垣を築き魚門の入口までに及ぼし又オベルに石垣を環らして甚だ高く之を築き上げユダの一切の堅固なる邑に軍長を置き | |
Chapter 34
| II C | JapBungo | 34:9 | 彼ら祭司の長ヒルキヤの許に至りてヱホバの室に入し金を交せり是は門守のレビ人がマナセ、エフライムおよび其餘の一切のイスラエル人ならびにユダとベニヤミンの人およびヱルサレムの民の手より斂めたる者なり | |
| II C | JapBungo | 34:12 | その人々忠實に操作けりその監督者はメラリの子孫たるヤハテ、オバデヤおよびコハテの子孫たるゼカリヤ、メシユラムなどのレビ人なりき彼等すなはち之を主どる又樂器を弄ぶに精巧なるレビ人凡て之に伴なふ | |
| II C | JapBungo | 34:21 | 汝ら往てこの見當りし書の言につきて我の爲またイスラエルとユダに遺れる者等のためにヱホバに問へ我らの先祖等はヱホバの言を守らず凡て此書に記されたる所を行ふことを爲ざりしに因てヱホバ我等に大なる怒を斟ぎ給ふべければなりと | |
| II C | JapBungo | 34:22 | 是においてヒルキヤおよび王の人々シヤルムの妻なる女預言者ホルダの許に往りシヤルムはハルハスの子なるテクワの子にして衣裳を守る者なり時にホルダはヱルサレムの第二の邑に住をれり彼等すなはちホルダに斯と語りしかば | |
| II C | JapBungo | 34:30 | 而して王ヱホバの室に上りゆけりユダの人々ヱルサレムの民祭司レビ人及び一切の民大より小にいたるまでことごとく之にともなふ王すなはちヱホバの室に見あたりし契約の書の言を盡く彼らの耳に讀聞せ | |
Chapter 35
| II C | JapBungo | 35:3 | またヱホバの聖者となりてイスラエルの人衆を誨ふるレビ人に言ふ汝らイスラエルの王ダビデの子ソロモンが建たる家に聖契約の匱を放け再び肩に擔ふこと有ざるべし然ば今汝らの神ヱホバおよびその民イスラエルに事ふべし | |
| II C | JapBungo | 35:14 | かくて後かれら自身のためと祭司等のために備ふ其はアロンの子孫たる祭司等は燔祭と脂を献げて夜に入たればなり是に因て斯レビ人自分のためとアロンの子孫たる祭司等のために備ふるなり | |
| II C | JapBungo | 35:15 | アサフの子孫たる謳歌者等はダビデ、アサフ、ヘマンおよび王の先見者ヱドトンの命にしたがひてその擔任場に居り門を守る者等は門々に居てその職務を離るるに及ばざりき其はその兄弟たるレビ人これがために備へたればなり | |
| II C | JapBungo | 35:18 | 預言者サムエルの日より以來イスラエルにて是のごとくに逾越節を行ひし事なし又イスラエルの諸王の中にはヨシアが祭司レビ人ならびに來りあつまれるユダとイスラエルの諸人およびヱルサレムの民とともに行ひし如き逾越節を行ひし者一人もあらず | |
| II C | JapBungo | 35:21 | 是においてネコ使者をかれに遣はして言ふユダの王よ是あに汝の與る所ならんや今日は汝を攻んとには非ず我敵の家を攻んとするなり神われに命じて急がしむ神われとともにあり汝神に逆ふことを罷よ恐らくは彼なんぢを滅ぼしたまはんと | |
| II C | JapBungo | 35:24 | 是においてその臣僕等かれをその車より扶けおろし其引せたる次の車に乗てヱルサレムにつれゆきけるが遂に死たればその先祖の墓にこれを葬りぬユダとヱルサレムみなヨシアのために哀しめり | |
Chapter 36
| II C | JapBungo | 36:17 | 即ちヱホバ、カルデヤ人の王を之に攻きたらせたまひければ彼その聖所の室にて劍をもて少者を殺し童男をも童女をも老人をも白髮の者をも憐まざりき皆ひとしく彼の手に付したまへり | |
| II C | JapBungo | 36:22 | ペルシヤ王クロスの元年に當りヱホバ曩にヱレミヤの口によりて傳へたまひしその聖言を成んとてペルシヤ王クロスの心を感動したまひければ王すなはち宣命をつたへ詔書を出して徧く國中に告示して云く | |